葉山芸術祭 2010
2010 4/24~5/16の期間中、葉山芸術祭が開催されていました。葉山にはカフェや雑貨屋さん、アトリエ等々、個人が趣味で始めたようなお店がいっぱいあって、だけど住宅街の中にひっそりとあったりするから地元の人じゃないとなかなか気づかないんですよね、お店の存在自体に。この葉山の町中に点在してる「個」と「町」を繋げようって言うコンセプトの元、毎年開催されてるのが葉山芸術祭。120以上のお店が参加してます。 ビーチにスクリーンを設置して映画を見たり、神社の境内でお祭りをやったりイベントもたくさんあります。春の山や海の美しさと葉山オリジナルのアートや音楽が楽しめて、散策しているだけでも飽きさせない。 知り合いがこの芸術祭にあわせて新店舗をオープンすべく、お店の改修作業を行っていたので手伝いで参加しました。僕の本業は設計なんだけど、これも経験と思い施工で参加しました。なので設計はノータッチです。 普通の戸建住宅を借りて、すべてハンドメイドでお店に改修。展示スペースからつながる庭には床の高さをあわせた広いデッキを新規で増設。かなりのローコストです。この程度の工事なら僕も施工できます。 そして完成したのがコチラ。
普段はアトリエやギャラリーとして貸し出します。外装は工期と予算の関係から二期工事に回すことになったのでそのままになってます。
内装はこんな感じ。
今回の芸術祭におけるお店のテーマが『世界のつくり手たち』なのでラオス・カンボジア・インド等々の伝統織物を使った商品をメインにマクロビオティックランチプレートやオーガニックパンなども提供。
また今回のテーマにあわせて厳選した書籍の販売も行ってました。
2階はギャラリーになってます。
別会場ではお茶会に参加させてもらいました。お茶をたててくれた伏見さんはアーティストで普段はカヌーなども乗りこなすアクティブな方。
この着物を織ったのも染めたのもご自身でとのこと。
そして知り合いの和菓子職人が作ってくれたのがコチラ。
桜の若葉を挽いた粉をまぶしたベネズエラ豆を使った羊羹と岩塩を使った落雁。
器はフランスの陶芸市で見つけたおそらく無名の作家のもの。この赤に鮮やかな抹茶の緑が映えてとても綺麗だったんだけどその写真は残念ながらありません。
この別会場では草木染めシルクのオリジナル半幅帯やカンボジア、ラオスの手紡ぎ手織りの着尺を販売。この反物で仕立てた着物は通気性もよく普段着としての着物に最適。これをさらっと着こなせる女性は粋で素敵だと思います。
その他トークライブやスライドショーオーガニックフードの試食会等々連日何かしらのイベントが行われていました。会場として公開しているこの家は建築家・中村好文さんの設計で僕の高校の先生の家を設計した人でもあるので先生の家に行ったことのある人はなんとなく似た雰囲気を感じるんじゃないかな。
そして最終日には日本で唯一のスーフィミュージックバンドのエンディングライブを開催。
美しく静かな音色にあわせ 特別出演の舞姫のベリーダンスもあり。 葉山近郊にお住まいの方々。 毎年開催されているので ぜひぜひ出かけてみてください。