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禍福は糾える縄の如し

最近はなかなか時間がなくて一冊の本を2~3ヶ月かけて読んでます。で、昨日読み終わったのがコレ。 一人の気弱なチンピラが殺人犯として逮捕される、いわゆる冤罪事件の話です。作者が現役の法曹界の覆面作家なので、他の作家では書けないディテール・リアリティが魅力です。 冤罪事件がどのようにしてでっち上げられるのか。自分とは関係のない世界と思いたいですが、コレを読めば「明日はわが身」だということを実感できるでしょう。 ココであまり無責任なことは言えませんが、足利事件・御殿場事件・高知白バイ事件等々、冤罪(と思われる)事件が最近メディアで取り上げられる機会が多いので、とてもタイムリーな内容で別の意味でもリアリティがありました。

『死亡推定時刻』 朔立木(さく たつき)


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